
ゆるゆる階段の施工見本
ゆるゆる階段は慣れれば普通に組み立てられますが
慣れないと図面だけではわからないので
見本を縮尺1/4で作ってみました。
折れ階段の部分でだけです。
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ゆるゆる階段の施工見本
折り畳み互い違い階段を作り始めました
バネの力を借りていますが
重いと持ち上がりません。
重量は10kg程度になる様に
頑張っています。
こういったらなんですが
薄い材を巧みに組み上げて
作っています。
もちろん強度はあります。
下が90度、
上が15度曲がっています。
全部で13段です。
蹴上げが23cm
踏面が13cmしかないので
使いづらい階段です。
そこで段違い階段を
取り付けました。
折れ階段の曲がり方が
よかったので
折れ階段部分には
取り付ける必要がありません。
上の部分には1段だけの折れ階段があって
これがちょうど12段目で右側が
広くなっているのです。
好都合でした。
下は4段です。
うまい具合に
足運びが好都合です。
この階段は
本当に良い階段です。
ゆるゆる階段3段見本
ゆるゆる階段について
プレゼンをすることになりました。
練習しましたが
スライドだけでは
わかりにくいので
実物を使うことにしました。
5段の
ゆるゆる階段見本はあるのですが
大きすぎて
プレゼン会場に
持って行けません。
そこで
2段の急な階段を
3段のゆるゆる階段にします。
もちろん台もないと
使えませんので
台も作ってみました。
きゅうな階段2段見本台
手すりも必須ですので
両側手すり付けました。
軽く作るつもりだったのですが
重くなってしまいました。
102人に、ゆるゆる階段を上がったときの感想を聞いてみました。
ゆるゆる階段の勾配は急です。以前の急な階段にカバーするだけですから勾配はそれ程緩くなりません。
そんな急な階段なのに52パーセントの方が、普通に上れるとお答え頂きました。
残り43パーセントの方は、違和感・ゆるゆる感を感じるとお答え頂いております。
実はこの感じが、階段の安全に大きく貢献しております。
ゆるゆる感の正体は、足を上げすぎるために宙を踏むような感じのために起こります。
一方、高齢になると足を上げたつもりが上がっていなくて、ちょっとした段差で、けつまずくことがあります。
ゆるゆる階段を上ると足を上げすぎることと、高齢になって足が上がらないことが相殺して、普通に上がれることとなります。
高齢者ほど普通に上がれるとのお答えが多いのは、そのためです。
ゆるゆる階段は、蹴上げが低くなっていることと、階段自体が持つ性質のために安全性が高くなっています。
昨年の初秋に特許申請を出していましたゆるゆる階段の特許証が到着しました。
中小企業の早期審査を請求した成果です。
小社は中小企業と言うよりは
零細弱小ひとりだけの企業ですから
他の優良な中小企業と一緒にされたら
迷惑でしょうね。
そんな事は
おいて置いて
ゆるゆる階段は
特許になるくらいですから
日本で始めて
階段の蹴上げを
任意の高さ例えばバリアフリー法で規定している
16cmにすることができます。
もちろん
既存の階段をすべて壊して
新しい階段を作れば
蹴上げを自由に
変えることができますが
それはそれは大変な
工事になります。
工事中は
住めません。
それに対して
特許工法は
3日でできあがり
工事中も
無理をすれば使えます。
簡単なリフォームで上りやすい階段を作れるのです。
今度の特許は役に立つかも知れませんね。
このたび取得する特許は
踏面を大きくすることができる段違い階段に対して
踏面だけを大きくするのではなく蹴上げも低くします。
その形状から
当初は段違い階段カバータイプと
名付けしておりました。
しかしながら
段違い階段カバータイプはその本質を
表していません。
何も知らない人達が
「段違い階段カバータイプ」と聞いて
「段違い階段って何」
「段違いって何が違うの」
「カバータイプって何」
「何を覆っているの」
「階段で違うって何なの」と
疑問符ばかりか
あまりにもわかりにくいので
名前を聞いても
何も考えもしないかも知れません。
もっと分かり易い名前が必要です。
新しい特許は
「急な階段を簡単に緩い階段にリフォーム」というのが
簡単な説明です。
そこで
「ゆるい」という言葉に着目しました。
考え出したのは
「ゆるゆる階段」です。
「ゆるゆる」という言葉は
古語辞典にも載っていて
和歌にも
何度も登場する言葉らしいです。
「ゆるゆる」の意味は
ゆったりしているさま。 急がないさま。
ゆるやかなさま。 おだやかなさま。
を表すそうです。
ゆるゆる階段は
この特許の本質を
よく突いているのではないかと
思っております。
省スペースなのに
上りやすい
互い違い階段を
作るためには
材料を
正確に切断する必要があります。
階段ですから
相当大きく切断することも
必要です。
切断には
ノコギリを使います。
手引き鋸では
正確に切断することはできません。
もちろんできる人もいるでしょうが
私にはできません。
やはり機械の力を借りないと
正確には無理です。
電動ノコギリには
2種類あって
テーブルソーのように
鋸歯が上を向いているものと
スライド鋸のように
下を向いているものです。
安全だけを考えると
スライド鋸のほうが
良いのですが
切断幅は
既製品では
約300mmまでしか切断できません。
しかしそれでは
満足な加工ができまいので
改造しました。
改造と言っても
軸を長くしたりしていません。
単に切断用作業台を
少しあげただけなので
機械の負荷は
同じです。
近頃の階段は
折れ階段が多いようです。
技術が進歩したせいか
間取りがそんな風にするのか
安全性があるとおもってか
わかりませんが
折れ階段の家が
増えています。
折れ階段の途中の踊り場のところに
段がなければ
安全性が高いのですが
実際は
45°ないし60°で
段を作るのが
多くなっているようです。
折れている
内側は
段が
極端に狭くなってしまいます。
そこで
段違い階段の
採用です。
段違い階段の
蹴込み板付きのものを
作りました。
私以外の者が
組み立てる事になっていますので
分かり易いように
組み立ての
youtubeビデオを作りました。
狭いので
仕事は困難ですが
できると思います。
噛み付のよい
ネジを添付して使っていますので
手でも
できます。
もちろんビデオのような
工具を使うとより簡単にできます。